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2012年1月18日 (水)

No.197 英文読解の総合問題 with 「一般紙の経済記事」

「成長エンジン失速」世界経済に新たな危機 
欧州危機で中国減速本格化

というのが、産経新聞の
今日の経済記事です。
あきれます。
中国が経済成長すれば
世界の先進国の
市場があらされる危機といい、
中国の成長が減速すれば、
世界経済に新たな危機という。

今何が起きても危機なんですか。

どうしてこういう記事ばかり
書くんでしょう。

思うに、今一般記事を扱う新聞社は
日本経済新聞と違って
苦境にあるのが原因なのだと思います。

日経は景気がいいのは、
経済記事をメインに扱うからです。

一般紙の一般記事に
お金を払う人は
どんどん減っているんです。

一般紙は日経を見習って経済記事を
充実する構えです。

若手の記者の異動では
経済部にどんどん配属しているそうです。

お金になる経済記事を
目を引くものにしなくては
ならないんでしょう。

きっと、「危機」という言葉が
目を引くものなんだと思います。

目を引くものだったら
何でもいいのでしょう。

ちなみにその記事の後の
ニューヨーク・ダウ平均は
今のところ121ドル高と
大きく高騰しています。

一世を風靡した
新聞社というマスコミが
今情けない。

ところで今日は、
総合問題です。
すべて正解を選ぶ客観問題です。

   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆





.........Acting Out..............

次の文を読んで下の問に答えなさい。

Charles Darwin was best known for his own observational studies, which led to his theory of *natural selection, but he was quite capable of using other people’s observations to support his theories, as shown in this *excerpt from “The Descent of Man.”

Birds sometimes show kind feelings; they will feed the deserted young ones even of other species. They will feed adult birds of their own species which have become blind. Mr. Buxton gives an interesting explanation of a parrot which took care of a *frost-bitten and crippled bird even of a (1)distinct species, cleansed her feathers and defended her from the attacks of the other parrots which moved freely about his garden. It is a still more interesting fact that these birds seemed to show some sympathy for the pleasures of their fellows. When a pair of parrots made a nest in an *acacia tree “ it was ridiculous to see the others of the same species do the same thing.” If other parrots showed interest in “the idea of property and possession,” the nest owners let them use the nest. They have good memories, for in the Zoological Gardens they have plainly recognized their former owners of the nest after an interval of some months.

Birds have sharp observation. Every mated bird, of course, recognizes its fellow. Audubon says that birds under confinement distinguish different persons, as is proved by the strong and permanent (2)feeling of like or dislike which they show without any apparent cause toward certain individuals. I have heard of numerous instances with *jays, *partridges, canaries, and especially *bullfinches. Mr. Hussey has described in how extraordinary a manner a tamed partridge recognized everybody; and its likes and dislikes were very strong. This bird seemed “fond of loud colors, and no new gown of cap could be put on without catching his attention.” Mr. Hewitt has described the habits of some ducks which at the approach of a strange dog or cat would rush into the water and exhaust themselves in their attempts to escape; but they knew Mr. Hewitt’s own dogs and cats so well that they would lie down and bask in the sun close to them. They always moved away from a strange man, and so they would from the lady who attended them if she made any great change in her dress. Audubon says that he (3)reared and tamed a wild turkey which always ran away from any strange dog; this bird escaped into the woods, and some days afterward Audubon saw, as he thought, a wild turkey and made his dog chase it; but to his astonishment the bird did not run away, and the dog did not attack the bird, for they mutually recognized each other as old friends.

Mr. Jenner Weir believes that birds pay particular attention to the colors of other birds, sometimes out of jealousy and sometimes as a sign of kinship. Thus he turned a *bunting, which had acquired its black headdress, into his large birdhouse, and the newcomer was not noticed by any bird except by a bullfinch, which is likewise black-headed. This bullfinch was a very quiet bird, and had never before quarreled with any of its comrades, including another bunting, which had not as yet become black-headed; but the bunting with a black head was so unkindly treated that it had to be removed.


natural selection 自然淘汰 excerpt 引用
“The Descent of Man” 「人間の由来」 frost-bitten 凍傷にかかった
acacia tree アカシアの木 jay カケス partridge ヤマウズラ bullfinch ウソ bunting ホオジロ

1. What does Darwin want to do by mentioning Buxton?
a. To support his theory about birds’ powers of observation.
b. To support his statement about birds’ kind feelings.
c. To show his own observations of tamed birds.
d. To show his interest in birds’ nest.

2. What does the underlined word (1)distinct mean?
a. Special. b. Apparent. c. Definite. d. Different.

3. What is the underlined word (2)feeling of like or dislike equivalent to?
a. affection or antipathy b. remedy or treatment
c. amusement or entertainment d. argument or explanation.

4. What does Darwin want to do by writing about jays, partridges, canaries, and bullfinches?
a. To explain why some birds can be trained
b. To educate his readers on how to train birds
c. To show a later discussion of domestic birds
d. To support his discussion of birds’ memories

5. What is the word (3)reared used to mean?
a. Backed. b. Raised. c. Constructed. d. Ended.

6. What does Darwin mean by “a sign of kinship ”?
a. Mark of common feelings.
b. Indication of mutual interest.
c. Symbol of compatibility.
d. Evidence of family relationship.

7.  What did Mr. Jenner Weir want to show by mentioning the incident in his birdhouse?
a. Something about different–colored birds.
b. Bullfinches with various colors.
c. An Example of Color Recognition in Birds.
d. Birds in Peace and War.

8. Choose three correct statements from below.
a. Darwin never observes Audubon’ studies.
b. Darwin compares various species of birds by using other people’s observations.
c. The point of Hussey’s studies of birds in the passage above is that partridges have no feelings.
d. One of he habits of some ducks Hewitt mentions is to act differently according to whether they think certain people or animals are their strangers or not.
e. The main purpose of the passage above is to discuss some traits of birds.

<解説>

1.. ダーウィンがバクストンの言うことを引用した理由はなんですか。
a. 鳥の観察力についてのダーウィンの説を裏付けるため。
b. 鳥の親切な感情についてダーウィンの言っていることを裏付けるため。
c. 慣れている鳥を観察するダーウィンの能力を示すため。
d. 鳥の巣に対するダーウィンの興味を示すため。

2. 下線部 (1)distinct の意味は何ですか。
a. 特別な b. 明らかな c. 明確な d. 異なる

3. 下線部 (2)feeling of like or dislike に等しい意味のものは何か。
a. 愛情あるいは嫌悪 b. 治療薬あるいは治療
c. 楽しみあるいは娯楽   d. 議論あるいは説明

4. ダーウィンはカケス、ヤマウズラ、カナリヤやウソの鳥について触れることによって何をしたいのですか。
a. なぜ鳥の中にはトレーニングできるものがいるのか説明するため。
b. 読者に鳥のトレーニングのしかたを教育するため。
c. 飼っている鳥についての後の議論を示すため。
d. 鳥の記憶力についての議論を裏付けるため。

5. 下線部 (3)reared はどの意味で使われていますか。
a.. 支援されている         b. 育てられている
c. 建設されている         d. 終えられている

6. ダーウィンは “a sign of kinship ”をどういう意味で使っていますか。
a.. 感情が同じという印
b. お互いの興味を示すもの.
c. 両立性のシンボル
d. 家係が同じ証拠

7.  ジェンナー・ワイアは彼の鳥小屋でおきたことに触れることで何を示したかったのですか。
a. 異なる色の鳥いついてのこと
b. いろいろな色のウソの鳥
c. 鳥の色識別能力の例
d. 戦争時と平和時の鳥
.
8. 下から3つ正しいものを
a. ダーウィンは決してオーデュボンの研究を観察することはない。
b. ダーウィンは他人の研究を観察することで、いろいろな種の鳥を比べる。
c. 上記パッセージにおけるハッセーの鳥の研究のポイントはヤマウズラには感情がないということです。
d. ヒューイットが言うアヒルの習慣のひとつはアヒルにとってある人間や動物が見知らぬ存在か否かで行動が異なるということです。
e. 上記パッセージの目的は鳥の特性を議論するということです。

[全訳]

チャールズ・ダーウィンは独自のやり方の観察研究でたいへんよく知られていた。その研究によって彼の自然淘汰の理論は生まれた。しかし、彼は自分の理論のため、他人の観察を活用する能力もあった。彼の著書「人間の由来」からの抜粋の中にそのことは見られる。
鳥は時に慈愛の感情を示すことがある。例えば、見捨てられたひな鳥に餌をやることがある。それは、別種の場合のときでもあることだ。鳥は同じ種の大人の鳥にも盲目になった場合などには、餌を与えたりすることがある。バクストン氏は、凍傷にかかって体が不自由になった、自分とは別種の鳥の面倒を見たり、羽を洗ってやったり、庭を好きにうろつく他のオウムの攻撃から身を守ってあげたりするオウムについての興味をそそる話をしている。さらにずっと興味をそそる事実は、これらの鳥がどうも何らかの共感を仲間の喜びに対して示しているらしいということだ。つがいのオウムがアカシアの木に巣を作ったとき同種の他の鳥がまた同様の巣作りをする無駄を見ることは馬鹿げていると思った。これらのオウムの方もまた財産に対して際限のない興味と所有の考え方を持ったのだ。彼らはよい記憶力があった。というのは、彼らの庭で何ヶ月か経ってからでもはっきりと彼らの巣の以前の所有者を認識できたからである。
鳥にはするどい観察力があるのだ。すべてのつがいの鳥は、もちろん、自分の相手を認識する。オーデュボンは捕まった鳥はいろいろな人間を見分ける。それは特定の人間に向けてはたから分かる理由なく彼らが示す強くて変わらぬ反感や好意によって証明される。私はカケス、ヤマウズラ、カナリヤや特にウソの鳥のたくさんの例を聞いたことがある。ハッセー氏は飼われているヤマウズラが人を驚くくらい識別するか、そしてまたその好き嫌いがはっきりしているかを述べている。この鳥は「派手な彩りが好きで、頭頂部を覆う羽の色はいつも注目を浴びるもの」のようである。ヒューイット氏はアヒルの習慣を、見知らぬ犬や猫が近づくとまっしぐらに水の中に飛び込み逃れようとして疲れきる。しかし、そのアヒルの中にははヒューイット氏の飼い犬や猫をよく知っているので彼らの近くでも横になって日向ぼっこをする習慣をもつものがいると述べている。彼らは見知らぬ人間から離れていった。そして、それゆえ、彼らの世話をする女性が洋服をすっかり変えたときも離れていったものだ。オーデュボンは自分が野生の七面鳥を育て飼いならしたことに触れている。その七面鳥はいつも見知らぬ犬から逃げた。森に逃げ込み何日か経つと、彼の思ったとおり、野生の七面鳥を見かけたので、犬に追いかけさせた。しかし、驚いたことにその鳥は逃げなかった。そして、その犬は攻撃しなかった。というのは、彼らはお互いに旧知の知り合いとみなしていたからだ。
ジェンナー・ワイア氏は、鳥は時には嫉妬から、時には同族のあかしとして他の鳥の色に特別注意を払うと確信している。そこで、彼は黒い冠をしたホオジロを鳥小屋に入れた。その鳥のことはウソの鳥を除いて誰も意識しなかった。そのウソの鳥は入れた鳥と同じ黒い冠をしていた。このウソの鳥はとてもおとなしい鳥で、そのときまで、まだ黒い冠をしていないホオジロを含めて仲間と喧嘩などしたことがなかったのに、黒い冠をしたホオジロには無慈悲に追い出そうとしていた。

[解答]

1. b 2. d 3. a 4. d 5. b 6. d 7. c 8. b,d,e

    ☆   ☆   ☆   ☆   ☆


いかがでしたか。

ダーウィンの「人間の由来」の
孫引きした文を
私がわかりやすく
書き直したものです。

楽しんでくださいましたか。
いつものことですけど、
もしわからないところがあればご質問ください。

他のことについてのご質問でもどうぞ。
送信はこの下の「コメント欄」でできます。


出来る範囲でお答えします。

じゃ、また。

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